令和7年第1回定例会(令和7年度予算審査特別委員会) [総務費]
- 質問事項1
- 地域防災計画進行管理事業について
私からは、総務費の地域防災計画進行管理事業について最初に質問させていただきます。
災害時の協定連絡協議会の方向性についてです。当区の事業に関わっている企業・団体はすごく多くて、区の防災活動に対しては大変協力的でございます。意見、その要望から、締結している災害時の各種協力協定を以前から書面で結ばれていることは御存じだと思います。
能登の大震災を体験して、実践のある行動指針を固めていくことは大変必要かと思っておりまして、各企業・団体からも、1年前の能登半島の震災を受けて、どのような形で我々は協力していったらいいのかという質問をよく耳にさせていただいた。私も実は自動車整備業界の団体の役員として同じような意見を聞いておりまして、車屋さんの場合は、ジャッキで道路を確保するということで、止まってしまった、放置された車を移動するというような役目を担っております。そういうのは書面としてあるだけで、実際になったときに我々はどうしたらいいのかという質問が多くあります。私の一般質問でも要望していますけれども、この団体がどこまで行動していくのか、勝手に動いてよいのか、あとビブスを支給されたのですけれども、区と協定している名称もなくて、何とか団体とか、そういう名称の記載もなく、ただただビブスの枚数を供給されて、10枚だったか、そういう形で、企業によっては少なく現実的ではないという意見も多数ありました。
当会派から、協定の種別による担当所管課制で全庁体制で有事における運用の具体化を早期に図ること、そして活動団体が相互の活動内容を把握して協力関係を構築できる協議会を進めることを要望するという予算案をさせていただきました。これに早く対処していただいたことに大変感謝いたしますし、災害時協定連絡協議会を設置していただくことを大変評価いたしたいと思います。
ただ、対象経費を見ますと、大変少ない金額になります。多分説明会の開催か、意見交換の機会を進めるというふうに考えていますけれども、災害時協定連絡協議会の方向性をまずお伺いします。
災害時の協定連絡協議会の方向性についてです。当区の事業に関わっている企業・団体はすごく多くて、区の防災活動に対しては大変協力的でございます。意見、その要望から、締結している災害時の各種協力協定を以前から書面で結ばれていることは御存じだと思います。
能登の大震災を体験して、実践のある行動指針を固めていくことは大変必要かと思っておりまして、各企業・団体からも、1年前の能登半島の震災を受けて、どのような形で我々は協力していったらいいのかという質問をよく耳にさせていただいた。私も実は自動車整備業界の団体の役員として同じような意見を聞いておりまして、車屋さんの場合は、ジャッキで道路を確保するということで、止まってしまった、放置された車を移動するというような役目を担っております。そういうのは書面としてあるだけで、実際になったときに我々はどうしたらいいのかという質問が多くあります。私の一般質問でも要望していますけれども、この団体がどこまで行動していくのか、勝手に動いてよいのか、あとビブスを支給されたのですけれども、区と協定している名称もなくて、何とか団体とか、そういう名称の記載もなく、ただただビブスの枚数を供給されて、10枚だったか、そういう形で、企業によっては少なく現実的ではないという意見も多数ありました。
当会派から、協定の種別による担当所管課制で全庁体制で有事における運用の具体化を早期に図ること、そして活動団体が相互の活動内容を把握して協力関係を構築できる協議会を進めることを要望するという予算案をさせていただきました。これに早く対処していただいたことに大変感謝いたしますし、災害時協定連絡協議会を設置していただくことを大変評価いたしたいと思います。
ただ、対象経費を見ますと、大変少ない金額になります。多分説明会の開催か、意見交換の機会を進めるというふうに考えていますけれども、災害時協定連絡協議会の方向性をまずお伺いします。
- 質問事項1の回答
- 防災課長
この協議会につきましては、これまで数多くの協定、各種様々な内容を結んでまいりましたが、書面の取り交わしにとどまっているようなものも多いと区でも課題認識を持ってございまして、令和7年度より事業者・団体等と平時からの定期的な協定内容の確認ですとか、情報交換を行うだけでなく、有事への対応を円滑に行える体制を整えるということを目的としまして、協定先を集めた協議会、会議体になりますけれども、発足いたします。これによりまして、区と各団体、さらには各団体間での連携が強化されまして、災害時の具体的な対応を事前に整備しまして、災害発生時に効果的な対応を行うようにしていきたいと考えているところでございます。
- 質問事項2
- ビブスについて
最初にビブスに対して御質問します。
各団体名の災害時に活動する内容を明記していたビブスを要請しているのですけれども、実際には無記名で緑色のビブスが供給されたわけですけれども、枚数に不足があると思うのですけれども、この体制を改めて考え直すことはあるでしょうか。
各団体名の災害時に活動する内容を明記していたビブスを要請しているのですけれども、実際には無記名で緑色のビブスが供給されたわけですけれども、枚数に不足があると思うのですけれども、この体制を改めて考え直すことはあるでしょうか。
- 質問事項2の回答
- 防災課長
ビブスにつきましては、御意見が出されているということは承知してございます。まさにこのような協議会を通じて、ビブスの在り方等についても協議が進められればと考えてございます。
- 質問事項3
- 分科会の協議について
ぜひ協議会の中でビブスの扱い方、また多分、災害協定連絡協議会という名前にして、各団体に配布する、また希望された団体によっては、枚数も多くしていただくということを考えていただきたいと思っております。
この連絡協議会の進め方として、以下の分野別が考えられると思うのです。これは私が考えただけなのですけれども、医療と人命の救助のチームですね、また車両・物資搬送のチーム、あと緊急道路を確保するチーム、そして食材や飲料水の確保、そして避難所の支援、いろいろな分野でオールマイティで避難所を支援していく分野と、この分野別の分科会協議で役割分担の確認が必要だと思っております。その場合、まず会が全体で開かれて、どういう方向性にしていくのかということがまず協議されると思うのですけれども、その次には各分野ごとでどういう形で協力し合いながら、避難所だけではなく道路、そして全体として協力し合いながら助けてもらえるかということを考えていただきたいと思いますけれども、この分科会の協議について考えがあればお伺いします。
この連絡協議会の進め方として、以下の分野別が考えられると思うのです。これは私が考えただけなのですけれども、医療と人命の救助のチームですね、また車両・物資搬送のチーム、あと緊急道路を確保するチーム、そして食材や飲料水の確保、そして避難所の支援、いろいろな分野でオールマイティで避難所を支援していく分野と、この分野別の分科会協議で役割分担の確認が必要だと思っております。その場合、まず会が全体で開かれて、どういう方向性にしていくのかということがまず協議されると思うのですけれども、その次には各分野ごとでどういう形で協力し合いながら、避難所だけではなく道路、そして全体として協力し合いながら助けてもらえるかということを考えていただきたいと思いますけれども、この分科会の協議について考えがあればお伺いします。
- 質問事項3の回答
- 防災課長
区といたしましても、今御提案いただいたようなカテゴリー別に協定内容を整理いたしまして、物資の優先供給ですとか、応急対策活動、場合によっては避難所の支援等について整理して、さらには分野間の優先順位もつけながら、まずは特に検討が必要な事項について関係所管課も交えながら具体の協議を進めていく考えでございます。
- 質問事項4
- 総合防災訓練の実効性について
次に、総合防災訓練の実効性についてお伺いします。
御存じのように、総合防災訓練は夏の暑い中で、日程をずらしていただいた要望があって、6年度も多くの方が総合防災訓練に参加して、そのときはたまたままだ暑かったのですけれども、区民の方々、また災害協力隊の方々が一生懸命参加していただいたのを覚えておりますけれども、この連絡協議会の協議で具体化されるか分かりませんけれども、日程変更した総合防災訓練について、災害時協定連絡協議会の位置づけを示していただきたいと思っています。なるべく多くの企業・団体が訓練に参加していただく機会がないか試行錯誤を求めます。
今はトリアージの医療団体、そして、おいしいそうめんを提供していただけるそば屋の組合や、クレーンを利用しているトラック協会などは常時参加しているわけですけれども、今回の協議会を経て他の団体と共有できる実効性ある訓練内容を総合防災訓練で示していただくことができるかどうか、まず実効性についてお伺いします。
御存じのように、総合防災訓練は夏の暑い中で、日程をずらしていただいた要望があって、6年度も多くの方が総合防災訓練に参加して、そのときはたまたままだ暑かったのですけれども、区民の方々、また災害協力隊の方々が一生懸命参加していただいたのを覚えておりますけれども、この連絡協議会の協議で具体化されるか分かりませんけれども、日程変更した総合防災訓練について、災害時協定連絡協議会の位置づけを示していただきたいと思っています。なるべく多くの企業・団体が訓練に参加していただく機会がないか試行錯誤を求めます。
今はトリアージの医療団体、そして、おいしいそうめんを提供していただけるそば屋の組合や、クレーンを利用しているトラック協会などは常時参加しているわけですけれども、今回の協議会を経て他の団体と共有できる実効性ある訓練内容を総合防災訓練で示していただくことができるかどうか、まず実効性についてお伺いします。
- 質問事項4の回答
- 防災課長
今年度の総合防災訓練につきましても、時期を変更いたしまして、例えば広報・普及ブースに東京都獣医師会江東支部、または東京都の総合防災部がペット防災、また感震ブレーカーの普及事業を広報していただくなど、関係団体との連携というのは強化してきたところでございます。
会場の中心で行われます実働訓練においても、参加関係機関との連携によって事前に要望の調査を行いながら綿密な協議を重ねて、実効性の高い訓練にしてまいりたいとは考えてございます。また、ほかの団体との連携につきましても、この協議会も生かして、引き続きさらなる連携というのは検討してまいります。また総合防災訓練でなく、協議会での検討も踏まえまして、個別の訓練の機会というものも必要になってくるものと考えてございます。
会場の中心で行われます実働訓練においても、参加関係機関との連携によって事前に要望の調査を行いながら綿密な協議を重ねて、実効性の高い訓練にしてまいりたいとは考えてございます。また、ほかの団体との連携につきましても、この協議会も生かして、引き続きさらなる連携というのは検討してまいります。また総合防災訓練でなく、協議会での検討も踏まえまして、個別の訓練の機会というものも必要になってくるものと考えてございます。
- 質問事項5
- 備蓄物資の整備事業について
区独自の食料の備蓄量についてです。新木場の防災倉庫整備事業で新たな防災倉庫を整備して、食料の備蓄量の拡充を避難所生活のために2日分へ段階的に整備する予定ですけれども、大分年数としては先だと聞いておりますけれども、リゾットやおかゆなど全てを2日分拡充するのでしょうか。アルファ米は8万8,000食ということを聞いていますけれども、アルファ米は製造元が限られていますから、すぐには供給できる量だとは思えません。2日分を完備するのにはいつ頃になるのか、日程計画はどのようになっているのかお聞きします。能登半島大地震から全国の防災意識が高まっていって、備蓄の食材の供給量がどこも足りなくなっているのが現状でございます。特にアルファ米に関しましては、一番大事な米でございますので、きちんと供給を整えていただきたいわけなのですけれども、豊富な状態ではありません。賞味期限もあり、常に入れ替えていく備蓄食料品でございますので、2日分の備蓄計画をまずお伺いします。
- 質問事項5の回答
- 防災課長
2日分への増強につきましては、今年度から令和9年度までの4か年をかけまして整備してまいります。主食でございますクラッカーやアルファ化米、リゾットを合計して2日分の計6食を備蓄いたします。
能登半島地震の影響を受けまして、非常食の供給体制がひっ迫しているということは聞いておりましたが、今年度につきましては、早めに納入業者と調整することによって必要量は確保してございます。また次年度につきましても、計画数量を確保するために早い段階での調整を行ってまいりたいと考えております。
- 質問事項6
- 備蓄物資について
生活環境確保のための備蓄物資についてお伺いします。
良好な生活環境確保のための備蓄物資を充実する予算ですけれども、以前高齢者の低体温防止のために避難所の体育館に段ボールベッドの整備を計画していました。いまだかつて全小学校・中学校に段ボールベッドは供給されていません。計画が頓挫したみたいな形になっているのですけれども、拡充、完備されていないわけなのですけれども、今回折り畳みベッド等の物資は代替された考え方なのでしょうか。まずお聞きします。
良好な生活環境確保のための備蓄物資を充実する予算ですけれども、以前高齢者の低体温防止のために避難所の体育館に段ボールベッドの整備を計画していました。いまだかつて全小学校・中学校に段ボールベッドは供給されていません。計画が頓挫したみたいな形になっているのですけれども、拡充、完備されていないわけなのですけれども、今回折り畳みベッド等の物資は代替された考え方なのでしょうか。まずお聞きします。
- 質問事項6の回答
- 防災課長
ベッドにつきましては、耐久性の高いプラスチック段ボール製のベッドを今年度に430台配備いたしましたが、学校に置くことが困難だということで、防災倉庫に配備を行ったところでございます。
来年度は、段ボールベッドに比べて、設置しやすく、収納スペースもコンパクトな折り畳みベッドを購入することで、避難所における要配慮者等を中心とした生活環境の多様な改善に努めてまいりたいと考えているところです。
- 質問事項7
- 非常用の電源の確保について
次に、常設の発電機や携帯電話のモバイルバッテリーが整備されるということを今御報告いただきました。これについて改めてお聞きします。停電により避難所での発電機は重要で、相互の情報開示を常に交換できるような発電機のモバイルバッテリーを充電することは、避難者が殺到するような形で私は考えています。例えば、いざというときに水だけで発電できる超小型防水用備蓄発電機エネルシードという便利な機器があるわけなのです。このくらいのコンパクトなもので、水を120シーシーぐらい下に入れますと、そこから少量の水で約1分間の発電を開始して、1時間で1,000ミリアンペアがモバイルバッテリーに蓄電されるという形で、その蓄電されたモバイルバッテリーを外して携帯につけられるというような、とても便利なエネルシードでございます。
このようなマグネシウムを利用した空気電池の配置について検討することも考えていただきたいと思っています。非常用の電源の確保についてどう考えているのか、使い捨て機能の配置はそういうことを考えているのか、お聞きします。
- 質問事項7の回答
- 防災課長
避難所の電源確保につきましては、拠点避難所には発電機を既に配備しているところでございます。電源タップも備蓄しておりますので、携帯電話、スマートフォン等の多数の充電は可能と見ているところです。今年度は、さらにガソリンのほかにLPガスでも発電できる発電機を39台東京都から貸与を受ける予定としてございまして、電力確保手段の多様化が図られるものと考えてございます。
御提案いただきましたエネルシードにつきましては、確かにコンパクトで、水のみで発電するというクリーンな発電方法であることは認識してございますが、使い切りであることですとか、保管スペース、またコスト面等の課題もありまして、様々な観点から運用上の有用性について検討が必要であると考えているところです。
- 質問事項8
- 民間防災組織の育成事業について
最初に、防災資機材の格納庫について質問する予定でしたけれども、先日2月16日に地元の小学校の小松橋地区で深川八ヶ町の防災協議会主催で、八ヶ町全体が川南小学校と扇橋小学校に分担して、合同避難所訓練が決行されたのですけれども、その町会の方から質問がありました。災害協力隊の結束力に違いがあるのが分かりました。ある町会は、総合防災訓練に対して非常に準備をして、町会長をはじめ防災部長をはじめ、多くの方々がきちんと役割分担した町会もあれば、ただ人数をそろえて参加した町会もあります。ある一町会は、被服を区から貸与を受けていないということで質問がありました。協力隊はどういうふうに服装をそろえたらいいのだろうかという非常に基本的な初歩的な質問を受けたわけなのです。このように地元の8町会ですら温度差があって、震災を受けて災害協力隊は頑張っていかなくてはいけないという意識はあるんですけれども、それに対して準備が、メンバーも代わったり、年数もたったりして、非常に災害協力隊の意識は強くても、準備する内容やどのような行動をしたほうがいいかということが、意外と惰性になってしまって、分からなくなっている災害協力隊もあるのではないかと思います。災害協力隊の定期的な学習の機会が必要と考えますけれども、本当に勉強会、また、ただ打合せではなくて、基本的なものをもう一回見直そうというような機会をつくるべきだと思いますけれども、見解をお伺いします。
- 質問事項8の回答
- 防災課長
災害協力隊によりましては、活動に温度差がありましたり、また同じ災害協力隊の中で人それぞれの考え方がある、全ての隊員の方が強い意識で活動していくことはたやすいことではないと感じているところではございますが、区としましては、少しでも防災意識を強く持っていただくために、災害対策連絡協議会を通じて情報発信を行うほか、本年度は、災害協力隊リーダー講習会において初めて避難所運営ゲームというものを導入し、評価をいただいているところでございます。
御意見をいただいたとおり、基本的な内容について、まだ周知が図られていない部分もありますので、そういう機会も通じながら丁寧な御説明をしていきたいと考えてございます。
今回の格納庫対応、建築確認費用の負担も区で行いますけれども、予算上は年間8棟分を計上してございます。災害協力隊と倉庫につきましては、1隊につき1棟というルールがございまして、必要な隊についてはこれまで設置を済ませていることから、今後は老朽化に伴う更新で必要になってくるということと考えてございます。
なお、設置場所につきましては、区と災害協力隊で協議を行う必要がございますが、場所が確定した後は、区の責任で建築確認を含め責任を持って設置させていただきます。しかしながら、建築確認に日数がかかることから、十分余裕を持って区への相談をしていただく必要がございます。このような取組につきましては、丁寧に災害協力隊や皆様にお知らせしたいと考えてございます。
御意見をいただいたとおり、基本的な内容について、まだ周知が図られていない部分もありますので、そういう機会も通じながら丁寧な御説明をしていきたいと考えてございます。
今回の格納庫対応、建築確認費用の負担も区で行いますけれども、予算上は年間8棟分を計上してございます。災害協力隊と倉庫につきましては、1隊につき1棟というルールがございまして、必要な隊についてはこれまで設置を済ませていることから、今後は老朽化に伴う更新で必要になってくるということと考えてございます。
なお、設置場所につきましては、区と災害協力隊で協議を行う必要がございますが、場所が確定した後は、区の責任で建築確認を含め責任を持って設置させていただきます。しかしながら、建築確認に日数がかかることから、十分余裕を持って区への相談をしていただく必要がございます。このような取組につきましては、丁寧に災害協力隊や皆様にお知らせしたいと考えてございます。